夏休み読書感想文コンクールの課題図書読んでみた (2022低学年)2:すうがくでせかいをみるの
もうすぐ夏休み。
子供の宿題、気が重いですよね、、、、。
夏休み読書感想文コンクールの課題図書を読んでみました。
低学年の課題図書、どれも面白かったです。
2022年 低学年の読書感想文課題図書
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すうがくでせかいをみるの
の感想です
この本の選定理由
青少年読書感想文全国コンクールのHPには
【選定理由】
フィクションだがノンフィクションのような独特な視点、身の回りの数学的な事象に関心を持つという視点、人それぞれ好きなことは異なり、得手不得手があってよいというテーマが流れている
と書いてあります。
私はこの本を読んで、
「この本を読書感想文の課題図書に選んでくれてありがとう!」と
思いました。
読書感想文の本って、もう本屋さんに行くと平積みになってて、日本中の沢山の子供達が読みますよね。ぜひ、沢山の子供の手元に届いて欲しいメッセージです。
あらすじ
「おとうさんは絵を描くのが好き、お兄ちゃんは音楽が好き、そして私が好きなのはすうがく」
「身の回りには沢山の数学があふれている、池に小石を投げ込めば、同心円状に波紋が広がっていく、これも数学」
女の子がまず人にはそれぞれ好きなものがある、そしてじぶんの好きなものは「すうがく」であると気付く、
その自分の好きなもので世界を見る、そして身の回りの事象にも数学的な事がたくさんあることに気付く、
といったストーリーです。
読書感想文コンクールコンクールという国語力、文章力といった文系的な能力を問うコンクールのテーマに、「すうがく」と言う理系的なテーマを持ってきたところが面白いと思いました。
理系卒である私が小学校の理科の授業に補助員として入っていて感じた事の一つに、
理科的なこと、例えば観察とか実験とかがすごく好きで楽しそうに授業に取り組んでくれる子の中に、人とのコミュニケーションがちょと不得意だったり、ノートを書くのが苦手な子がいて、
こういうちょっと不器用な子たちも、このまま好きな部分を伸ばして、理科とか数学が好きで、勉強を好きでいて欲しいな、と強く思いました。
今、国語のテストが苦手、読書感想文や作文なんかが苦手な子達がこの本に触れて、
世界にはいろんな見方があるんだよって事を知り、自分の好きなこと、得意な事を伸ばして行って欲しいと思います。
読書感想文の書き方としては、、、
自分は○○が好き、だからそれで世界を見ると、、、
と言うテーマで書くと、書きやすいんじゃないかと思います。
国語、読書が苦手な子にも読んで欲しい、そして自分の感じた事をぜひ読書感想文に書いてみて欲しいと思った作品でした