Rikakoの子供と読書日記

元理科室の人 子育て中 読書ブログ

小学生の読書感想文 の書き方のこつ 子供にインタビューして1時間で仕上げ

読書感想文の書かせ方!

 

夏休みの宿題、

読書感想文は子供にとって、とても辛いようです

 

毎年とても苦労して、うーんうーんといつまでたっても終わらないので、母が手伝ってしまっています。

邪道かと思いますが、どうしても書けない子供のために私がやっている方法を紹介します。

 

埋め込み式、チャート式など、簡単に書く方法は色々な所で紹介されていますが、

私が小学校中学年 3年生の息子と行っている方法はインタビュー形式です

 

まず、本を選びます。

今年は「この世界からサイがいなくなってしまう」を選びました。

 

まず本を読む前に

そこから母はインタビューとメモをはじめます。

ボイスメモを使って録音し、後で文字おこしするのも良いかと思います。

そうすると、車の中などで何気なーくインタビューできます

子供もリラックスして長く感想を話してくれます

 

  • どうして、この本を選んだの?
  • サイが好きだから?
  • この本の題名を見て、どう思った?
  • サイについて知ってる事ある?何か覚えてる事ある?

今回の場合

動物園で見たサイの感想などが出てきたら良いと思います。

出てこなかったら誘導します。

〇〇動物園でサイ見たの覚えてる?

など

 

次に本を読み終えたら

子供にインタビューします

  • どんなお話だった?
  • 何か心に残った事ある?

 

この辺りは、なかなか答えが返って来ません、、、。

 

ちょっとでもワードが出て来たら書き留めます。

 

親も誘導して、インタビューします。

  • 題名の意味は何だったの?
  • サイはいなくなっちゃうの?
  • いなくならないようにするにはどうしたらいいのか書いてあった?
  • それでどう思った?

 

など、

ちょっとずつでも良いので、

何かワードが出てきたら、

例えば「日本にも昔はサイがいたらしいよ」と言われたら

それは何?どう思った?

などと聞いて、どんどんメモをとります

とりあえず箇条書きです

親がメモをとります

 

 

文章の組立て

あとは、なぜ本この本を選んだかを導入にして

ポツポツ出て来た言葉と感想を、本に出て来た順にに並べ替え、語尾をですますに変え、本人と一緒に声に出して読んで確認して行きます。

そして、本の全体に対する感想最後のまとめにするように文章の最後に持って行きます。

 

表現を変えたいと本人が言ったら文章を一緒に校正しながら書いていきます。子供が書くと、しゃべる速さに間に合わないので、ここは親が書きます。

できればそこで、親がワープロソフトに打ち込んで、全体の文字数を確認します。

 

足りなかったら、またインタビューして、

 

もう少し本の別の部分について書くか、今書いた感想の中でもっと言い足す事がないかを聞いて文字数を増やします。

 

こんな感じで課題が原稿用紙3枚分だったら1200字ですが、900字くらい書けてたら、改行等でちょうどよくなるかな、と調整します。

 

放っておくと全く書けない子供でも、インタビューして出てきた言葉をメモして行くとなんとか文字数をクリアする事が出来ました。

 

この方法、子供が自分で書いたと言えるのか、微妙なところかもしれませんが、

とにかく終わらせる事を目的に、親子二人三脚で読書感想文を書き終えました。

 

読む前のインタビューを含めるともう少し長いかもしれませんが、

インタビューとまとめで1時間くらいあるとだいたい形になるのではないかと思います。

 

ちなみに高学年、6年生の娘の場合

放っておくとあらすじばかりをダラダラと書いてしまいます。

 

それじゃあ感想文にならないよー。と声かけをして、

 

どんな話だった?

どう思った?

と聞いて行きます

 

ポツリポツリと感想が返って来たら、それを本人が書いたあらすじの中に嵌め込んでいきます

 

そして、最後どう思った?

何か印象に残った言葉は?

 

と聞き、感想文の最後のまとめにします

 

感想文、ほんと苦手な子は辛いと思うんですよね

 

こうやって手伝うと、数時間で終わります

 

賞を取る、高得点の感想文にするのは難しいかと思いますが、なんとか50点くらいの物が仕上がるのではないかと思います。

 

夏休みの最後に、読書感想文に四苦八苦していたら、裏技的に親が手伝ってあげて簡単に仕上げる手助けになればと思います

 

夏休み・・・親も一緒にがんばろう

 

今回小学校3年生の子供が読書感想文に使った課題図書は

「この世界からサイがいなくなってしまう」

でした

 

高学年、6年生の娘はこちら 風の神送れよ でした

 

こちらもおすすめ。

納得の内容です

 

 

 

 

 

 

 

「クジラの骨と僕らの未来」を読む人、読んだ人にお勧めの クジラがでてくる漫画三選 読書感想文 課題図書

「クジラの骨と僕らの未来」

夏休みの 青少年読書感想文全国コンクール  2022

高校生の部 課題図書になっていますね

 

この本を読んだ人、これから読む人にお勧めの漫画

クジラが出て来るマンガを三作品紹介します

 

 

「クジラの骨と僕らの未来」

はクジラの標本を作る研究者のお話

 
内容は
<公式HPより>

まず、私の好きな

・アヤメくんののんびり肉食生活

 

これは東京大学の研究室を舞台にした漫画なのですが、

まさにこの本と同じように、くじらを埋めるところが漫画になっています。

東京大学助手のツッキーさんが、クジラ研究者になった時のお話

漂着したクジラを海岸に埋める話が12巻に収録されてます

 

そのほかに9巻ではサイを埋めて2年後に掘り返す、と言うお話もあります

漫画で読むとまた面白いと思います

 

ちょっとエッチなシーンもあります。

今どきの高校生はどうなんでしょう。このくらいはいいんでしょうか。

 

もう一つは

「へんなもんみっけ!」です

 

こちらは博物館で働く人たちのまんがです

たぬきの死体を拾ったり・・・博物館員さんは色々なものを収集しています

この2巻はまさに

クジラを埋めております。

「クジラの骨と僕らの未来」を

読む前でも読んだあとでも面白いと思います

 

 

 

最後は「海とドリトル」

こちらは生きたクジラのお話

バイオロギングでクジラの行動を追う研究をしている人たちのお話です

 

 

 

「クジラの骨と僕らの未来」を読んでクジラや、生物、生態学なんかに興味を持った高校生が読んだら、大学でこんな勉強をするのも楽しそう・・・と

思うんじゃないかな、と紹介させていただきました。

 

夏休みの宿題が終わったら、

読書感想文の息抜きに、漫画のまとめ読みはいかがでしょうか。

 

 

 

*1:世界をカエル10代からの羅針盤

*2:世界をカエル10代からの羅針盤

*3:世界をカエル10代からの羅針盤

『風の神送れよ』夏休み読書感想文コンクールの課題図書読んでみた 2022小学校高学年

もう8月ですね。みなさん夏休みの宿題、はかどっていらっしゃいますか?

 

夏休みの宿題と言えば読書感想文

うちの子たちも苦しみながらなんとか書き終えました

 

2022年度 夏休み小学校読書感想文コンクール 高学年の部 課題図書

『風の神送れよ』を私も読んでみました。

 

何冊か課題図書を読んでみて思ったのですが、この本は感想文を書きやすいと思います

 

理由は

コロナ禍の2021年が舞台になっているので、感情移入しやすい。自分の体験を入れて感想文が書きやすい

 

・登場人物 のキャラクターが際立ち、どこか共感できる部分がありそう

主人公 優斗 5年生 急に祭りの責任者になりとまどう

凌 6年生 頭領を務める予定だったが怪我のため祭りに参加できなくなる

宇希 転校生  コロナ禍で父親の仕事がうまくいかなくなり、長野に転校してくる

 

3人の誰かについて思った事、自分と共通することをみつけられそう

ですので、小学校高学年が感想文を書きやすいお話だと思います

 

 

 

 

あらすじ

長野県の天竜川の流れる地域で行われているお祭り、このお祭りは子供達だけで行われる神事であり、400年も続いている。子供達が村を歩き厄を預かり、その後預かった厄を谷に捨てることで厄払いをする。

 

主人公の小学5年生の優斗は、このお祭りを面倒と思っている。しかし責任者である6年生の頭領の怪我によって、自分が代表の責任を負う事となる、優斗達は祭りを無事に終えることができるのか・・・。

 

このお話は2021年の冬を舞台にしており、コロナ禍の子供達を描いています。

 

あとがきによると、作者の熊谷千世子さんは、このお祭りを知り取材をしていたそうですが、2021年の「コト八日行事」がコロナで中止となり、この物語の中でだけでも行事を行わせたいと思いこの小説を書いたそうです。

 

この本は小学生が読書感想文を書きやすいと思います。

 

小学生が感想文を書くなら

 

・コロナ禍で悔しい思いをした事

・やりたくない仕事(学校の係など)をした経験

・自分が怪我や病気で、何かに参加できずに残念だったこと

・責任のある役を担ったときの気持ち

 

など、何人かの登場人物の中で自分が共感できる人を選び

自分が経験した事と組み合わせて書くと筆が進むのではないでしょうか。

 

小学校高学年の娘もこの本を選び、自分がコロナで残念だった事などを感想文に書いていました。

 

私の感想は

小学生向けの小説と言うことで、あまり感動などはなかったのですが、

村を歩いて疫を預かり、それを谷に捨てて厄払いする、という昔話や怪談のようなストーリーが、漫画「百鬼夜行抄」に出て来そうなお話だな、と思いました。

こういった行事が今も続いている事がすばらしいですね。

 

 

 

 

律と司が二人で祭りの役を担って、厄払いする話は何巻だったかな・・・。

夏にお勧め! 水族館の本など 2022 夏 7月 

毎日暑いですね!

先週図書館で借りた本は、

夏にお勧めの本!

 

水族館、海、貝などの本、夏休みにちょうど良い

写真が沢山あって、楽しい本を借りてきました。

 

大人向けでルビが振っていない本でも、

小学校中学年の息子は楽しそうに見ていました

 

・水族館を丸ごと楽しむ!

・水族館!海の人気者に会いに行こう

・無脊椎水族館

この3冊は水族館を紹介した本

 「水族館!」「水族館をまるごと楽しむ!」は写真が多く、

水族館に行った気分で楽しめます。涼しげな写真が夏休みにぴったっり

 

「無脊椎水族館」は15の水族館を紹介した本。

タイトル通り、クラゲやカニなど、ちょっとマイナーな生き物を紹介しています。

私はクラゲ好きなので、とても面白かったです!

 

・世界一わかりやすいイカタコ図鑑

・すばらしい海洋生物の世界

「世界一わかりやすいイカタコ図鑑」

こちらはイカとタコだけで一冊の本!

写真も多く、4000円ほどする立派な本です!これは購入するのはなかなか大変ですが、

図書館で借りられるって素晴らしい・・・Amazonで数ページ紹介されてます

 

タコとイカの吸盤の写真とか、小学生の息子は、難しくて読めなくても写真を見るだけでも楽しそうでした。

 

 

 

「すばらしい海洋生物の世界」

こちらは美しい写真集です。海の生き物がきれいです

 

 

 

 

・ときめく貝殻図鑑

・子どもと一緒に覚えたい貝殻の名前

 

 

 

  

 

どちらも美しい貝殻の写真の本です。

小学生の息子は「こんな貝探しに行きたい・・・」とつぶやいていました。

なかなかこんなきれいな状態の貝をみつけるのは難しいとおもいますが、

本を持って海に行って探してみたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

『りんごの木を植えて』夏休み読書感想文コンクールの課題図書読んでみた 2022小学校高学年

もう8月、皆さん夏休みの宿題に苦労しているのではないでしょうか?

私は小学生の子供たちに読書感想文を書かせるのに苦労しています!

 

 

2022年度 夏休み読書感想文コンクール課題図書 小学校高学年

読書感想文 課題図書 

 

『りんごの木を植えて』

 

 

 

読んでみました!

 

あらすじは…

小学校5年生の女の子みずほ、

二世帯住宅で、祖父母と暮らしている。

祖父は、とても穏やかで、兄に比べて勉強も運動もそれほど得意でないみずほにいつも寄り添っていてくれる。

 

そんな祖父が、5年前に患った癌を再発してしまう。

家の中の雰囲気で、祖父の病気が重い事を察するみずほ。

 

そして祖父の選択は、積極的な治療をせずに今まで通りの穏やかな日々を過ごす事だった…

 

私の感想は…

 

もう序盤から泣けてしまいました。

私にも高齢の親がいて、子供は小学生。ちょうどみずほの母親の世代です。これから親を看取って行くことになるのはわかっているのですが、

とにかくみずほと同じ気持ちになり、「おじいちゃん、行ってしまわないで、とにかく長生きして欲しい」と強く思いました。

 

しかし、配偶者であるおばあちゃんは、悲しみももちろんありますが、「本人がよく考えて決めた事だから」と、おじいちゃんの気持ちを尊重します。

 

そしておじいちゃんは、好きな絵を描いたり、みずほと過ごしたり、おそらく自分の望んだ日々を過ごしてゆっくりと死に向かって行きます。

 

そして、おそらくみずほと、読者である私も、おじいちゃんが死に向かって行くこと、その選択をした尊厳を受けいれて行くのです。

 

何度も涙しながら読みました。

 

読了して驚いたのが、この作者の方は1944年生まれ、この本を書いた時には76歳の方。後書きによると、ご自身が、親や配偶者を看取っていらっしゃるそうです。

 

けれどこの小説は5年生のみずほの目線で描いていて、そのみずみずしい感性に驚きます。

 

小学生の娘に、「この作者の人は78歳なんだよ」といったら、「めっちゃ若々しいな!」と驚いていました。

 

おそらく、身近な人の死を見た作者にとって、このおじいちゃんの生き方は理想的なものだったのではないでしょうか。

読後は爽やかな気持ちになりました。

 

タイトルの「リンゴの木を植えて」は

『たとえ明日、世界が滅亡しようとも、今日わたしはりんごの木を植える』

と言うマルティン・ルターの言葉から来ているそうです。

 

小学生が読書感想文を書くなら…

 

・自分の祖父母について考えて書く、

 

・みずほの気持ちになって、

もし自分の身近な人が病気になったら、と考える。

 

・おじいちゃんの気持ちについて考える。(もし自分病気だったら、受け入れられるだろうか、など)

 

そんな内容を考えると書きやすいのではないでしょうか。

 

とっても良いお話だったのですが、小学生の娘は

なんとなく感想文が書きづらいと思ったようで、他の本を選んでいました。

子供によっては、死について考えると言うテーマは難しいかもしれませんね。

 

でも大人も含めて是非沢山の人に読んで欲しいと思いました。

 

夏休み読書感想文コンクールの課題図書読んでみた 2022 高校生の部 「その扉をたたく音」瀬尾まいこ

瀬尾まいこさんの「その扉をたたく音」

 

図書館の予約件数がすごい数だったんですが、回ってきました。読めました!

読書感想文コンクール 2022年の課題図書になってたんですね。

 

 

 

 

 

瀬尾まいこさんと言えば、2019年本屋大賞に選ばれた「そして、バトンは渡された」

が話題になりましたね。こちらも図書館の予約件数がすごかったです。

 

そして、「あと少し、もう少し」

こちらも有名ですね。有名中学入試問題に使われた本、としてネットで紹介されていました。小中学生が読んでも楽しめるのではないかと思います。

あらすじは

陸上部部長の男の子が、中学校最後の駅伝のためにメンバーを募る。

その一人一人に声をかけるうち、それぞれの事情が明らかになっていく。

寄せ集めのメンバーだったみんながだんだんとまとまってくるが、最終的に当日ゴールする事ができるのか、、、。といったお話です。

 

今回読書感想文コンクール、高校生の課題図書に選ばれた

「その扉をたたく音」

あらすじ

29歳、無職、ミュージシャンを目指す事を口実に、裕福な親から仕送りを受けながら一人暮らしをしている無職の青年、宮地。無気力だった彼が、老人ホームの慰問でギターを演奏した際に出会った介護士の渡部。

宮地は渡部のサックスの演奏に感動し、「神様」に出会ったと感じる。そして一緒に演奏をしようと誘う。熱心に音楽の世界に誘われても、宮地は介護士の仕事を天職とし、興味を示さない。そして二人は老人ホームで一緒に演奏する事になるが、、、。と言うお話です。

 

課題図書の選定理由は 読書感想文コンクールHPより

【選定理由】
序盤の混沌とした雰囲気から終盤へと加速していく展開が読みやすい。周囲の人々と織りなす主人公の成長物語が、作品として引き込まれる。

となっています。

 

主人公の宮地に、サックスの「神様」と言われる介護士の渡部ですが、

この人が「あと少し、もう少し」の駅伝メンバーの一人なんですよ。

「おばあちゃんと暮らしている」と言っていた、あの男の子が、介護士になっていて、今もおばあちゃんと暮らしていることに感動しました

幸せそうで良かった・・・

 

私は、親のすねをかじってぐずぐずしている主人公の宮地には全く感情移入できずイラっとするのですが、(そういう狙いなんでしょうが)、渡部君のその後が知れたのはよかったです。「あとすこし、もうすこし」を読み返したくなりました。

 

老人、痴呆、介護、死など重いテーマなのですが、そこは瀬尾まいこさんなのでサラッと描かれていて、目標がなくぼんやりとしていた青年が老人達と触れ合うことで活力や目標を取り戻して行く、といったお話です。

 

高校生が感想文を書くなら・・・

  • 身近にいるお年寄りについて考えながら感想文を書いてみる、
  • 無気力な主人公宮地、あるいは安定して仕事に誇りをもっている渡部、どちらに共感したかとその理由を書き、何か自分の目標や、将来の夢のようなものをからめながら書いていく、

 

と言ったところでしょうか、、、。

 

私は「その扉をたたく音」は本音を言うとあまり引き込まれなかったので、高校生が読むなら「あと少し、もう少し」のほうをお勧めしたいです。

面白いですよ!

 

 

 

楽天はこちらから

 

 

夏休み読書感想文コンクールの課題図書読んでみた 3 (2022低学年):ばあばに えがおを とどけてあげる

もうすぐ夏休み。

子供の宿題、気が重いですよね、、、、。

夏休み読書感想文コンクールの課題図書を読んでみました。

低学年の課題図書、どれも面白かったです。

あらすじや感想を書いてみました

 

2022年 低学年の部 読書感想文課題図書

  • ばあばに えがおを とどけてあげる

の感想です

 

 

 

この本の選定理由

青少年読書感想文全国コンクールのHPには

読書感想文全国コンクール公式サイト (dokusyokansoubun.jp)

【選定理由】
歳をとり、笑顔が消えたばあばに笑顔を取り戻そうとするテーマに、明るさがある。絵がすばらしく、絵本の世界で遊ぶばあばと孫の姿が美しい。

 

と書いてあります。

もう、この通りですね。

 

  • あらすじ

表紙には

We are going on a Joy hunt!

と書いてあります。英題は「Joy!」だそうです

女の子がおばあちゃんのために Joy を探しに行くお話ですね。

 

最近笑わなくなったおばあちゃんのために、笑顔を届けてあげたいと孫娘が思う、そして自分が笑顔になるものを探しに行く。

公園や、水の中、キラキラして自分が素敵だと思うものは沢山ある。しかしそのキラキラした素敵な思いを捕まえておばあちゃんの所に持って行く事はできない。

女の子は

「おばあちゃんに届けてあげたかったけど、持って帰って来ることはできなかった」

とおばあちゃんにその日の自分が見つけた素敵なものの話をする。

するとおばあちゃんは笑顔になる

そして二人は一緒に「よろこび」を探しに外に出る

 

というストーリーです

 

選定理由にもあるように、とっても絵がきれいです。

女の子の 「Joy よろこび」をきれいな蝶が溢れ出る絵で表していたり、

一枚の絵にアニメーションの心理描写のような動きのある美しさがあります。

 

話のテーマやストーリーの結末は、普通というか、優等生的なお話なのですが、

絵の心理描写がとても素敵でした。

 

低学年の子供が読書感想文を書くなら、、、

 

自分の「よろこび」や自分の祖父母の「よろこび」ってなんだろう

とかんがえたり、

おじいちゃん、おばあちゃんに何を届けたいか、何を届けてあげたら喜ぶか考えた、

など、じぶんや家族、身近な高齢者とのエピソードなど、自分の体験とからめて考えると感想文が書きやすいのではないでしょうか。