Rikakoの子供と読書日記

元理科室の人 子育て中 読書ブログ

小学生にお勧めの大人向け小説 総ルビで読みやすいよ

自分の好きな作家さんの小説を子供にも勧めたいですよね。

 

最近、高学年の娘に勧める本を本屋で見繕っていると、

自分の好きな作家さんの本が子供向けになっていて嬉しくなります。

 

大人向けに書いた本をにルビを振って、挿絵をつけて子供用の文庫にしているもの

探してみると沢山あったので紹介します。

子供も読みごたえがあって良いですし、親子読んでで感想を言ったりするのも良いですよね。

夏休みの読書にお勧めです!

 

一番嬉しかったのが、森見登美彦さんの本が角川つばさ文庫になっていた事です!

 

夜は短し歩けよ乙女

クラブの後輩「黒髪の乙女」にひそかに片思いしてる「先輩」が

京都の街を歩く乙女の後をついて行くと、「乙女」とともに

いつの間にか不思議な世界に入って行く、ファンタジーです。

 

京都大学出身の森見登美彦さんの小説は、京都が舞台になっているものが多く、

京都の景色を思い浮かべながら読むととても楽しいのです

先斗町、古本市など、京都の景色も美しく、この本を持って京都に行きたくなります

 

 

ペンギン・ハイウェイ

こちらは小学生の男の子が主人公

街に突然ペンギンが現れたり、不思議な事件が次々におこり、

主人公の僕が、同級生と探検し、謎を解き明かそうとする物語。

こう書くと、とっても子供向け冒険小説のようですが、元々大人向けの小説として書かれたもの。

大人が読むと、「ぼく」の大人っぽさが健気で、最後にはとても切なくなります。

 

森見登美彦さんの次は

万城目学さんの

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』

万城目学さんも森見登美彦さんと同じ京都大学出身の小説家

映画化された「鴨川ホルモー」やドラマ化された『鹿男あおによし』が有名ですよね

この 「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」は、かのこちゃんと言う小学生の女の子と、

猫のマドレーヌ夫人の心が通じ合う、心あたたまる物語です。

 

大人向けに書かれた小説ですが、主人公が小学生ですし、可愛い動物達が出てくるので、

きっと小学生の女の子が読んで楽しいお話だと思います。

 

小学校高学年の娘には、「猫が可愛い」と好評でした。

 

元々大人むけに書かれた小説に、子供が主人公のお話は沢山ありますし、

自分が好きな作家さんの小説が、総ルビで文庫化されていると、子供に勧めて一緒に

読んで感想を聞いたりすると楽しいですよね!

これからももっと、総ルビで文庫化して欲しいなーと思っています!

 

アニメ化された森見登美彦さんの「有頂天家族」なんかも、たぬきが出て来て可愛いし、小学生が読んでも楽しいんじゃないかなあ。